世の中には部屋に飾ることで様々な効果をもたらしてくれる花があります。
例えば、ガーベラを丁寧に飾ると、恋愛成就や結婚を引き寄せてくれるのはよく知られていますよね。
「恋愛運を上げる花はガーベラ以外にもあるの?」
「自分の好きな花では結婚運を高めてくれないの?」
と疑問の方もいるでしょう。
今回の記事では、飾ることで恋愛運・結婚運を高めてくれる花を7つピックアップして解説しています。
同時に具体的な効果と一部は科学的な根拠も解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
恋の花の代表:ガーベラ

恋愛運と聞いて、よく挙げられる代表的な花はガーベラです。
ガーベラの細長い花びらが人と人の縁をつなぐ架け橋となることから、恋愛運を上昇させるといわれています。
風水的な分析でもガーベラが「陽」の気が強い花であることから、人とのつながりを強固にしてくれる力を持っているとのこと。
他人との距離を縮め、信頼関係を構築する手助けをしてくれるのが、ガーベラなんですね。
ガーベラの花言葉
赤 → 燃える神秘の愛・挑戦
ピンク → 童心・熱愛・崇高美
オレンジ → 冒険心・新たな出会い・忍耐強さ
黄色 → 究極美・優しさ・親しみやすさ
ガーベラの基礎知識
キク科ガーベラ属の花の総称、多年草。
主に熱帯アジアやアフリカなどの温暖な場所に自生しているが、比較的育てやすく切り花の持ちも良い。
マーガレットみたいな華やかな姿を持っていることから、鉢花や花束などでも楽しまれている。
11月の誕生花。
恋占いで有名:マーガレット

マーガレットといえば恋占い(花占い)の花としても有名ですよね。
マーガレットという名前は、ギリシア語のマルガリーテス(真珠の意味)に由来します。
真珠はどんな宝石とも馴染むという特徴がありますが、マーガレットもどんな花ともアレンジメントしやすいところに着目して名付けられています。
また、真珠が精神を癒やす清らかさを持っているように、マーガレットも緊張を解いてリラックス状態にさせる効果があります。
真珠が名前の由来となったのもよく分かりますね。
実際のところ、マーガレットの持つ白色は自律神経系を調整し、呼吸や循環器系の働きを改善することがよく知られています。
身近に飾ることで身体的・精神的な癒やし効果が得られ、恋愛や結婚で高ぶる気持ちを一旦落ち着かせてくれる効果が期待できますよ。
マーガレットの花言葉
真実の愛・信頼
マーガレットの基礎知識
キク科の多年草。
日常生活でも路地でみかけることの多い花で品種は豊富。
上で説明したような由来や気品ある見た目から、「マーガレット」の名が女王や皇后・王妃に採用されることも多い。
1月の誕生花。
逸話多き花:チューリップ

老若男女に愛される花、チューリップ。
この花には素直な自己表現を助けてくれる心理効果が知られています。
焦燥感を取り除き、一旦気持ちを落ち着かせることができるでしょう。
身近に置くことで、考えなしに行動することを予防してくれる存在です。
そんなチューリップにはいくつもの恋愛に関わる逸話が。
有名なオランダの伝説では以下のような話が伝えられています。
ある一人の美しい少女が3人の勇敢な騎士から同時に求婚されました。
騎士たちは少女にそれぞれ自身をティアラ、剣、宝石と表現しプロポーズします。
少女はどうしても1人に絞ることができず、花の神様であるフローラに願って、自身を花の姿に変えてもらいました。
そうしてティアラ・剣・宝石を持つ美しい花となり、3人の騎士と富を手に入れたそうな。
そして、この花こそがチューリップとされていて、花はティアラ、葉は剣、球根が宝石を表しているそうです。
このようにチューリップには地域によって様々なストーリーが語られています。
チューリップの花言葉
赤 → 愛の告白
ピンク → 愛の芽生え・誠実な愛・思いやり
オレンジ → 照れ屋
黄色 → 実らぬ恋
紫色 → 永遠の愛
白色 → 失われた愛・新しい愛
チューリップの基礎知識
ユリ科チューリップ属。
トルコが原産だが、大産地はオランダ。
語源はトルコ語の tulipan(ターバンの意味)。
青を除くすべての色があるといわれるほど多様な種類・色がある。
名脇役:カスミソウ

小さくて可愛らしい花をつけるカスミソウ(かすみ草)。
栽培されている実物は1メートル以上の背丈があり、生命力を感じることができる植物です。
カスミソウの学名は「Gypsophila」。
ギリシャ語で石膏を意味する「Gypsos」と「愛する」の意味の「Philos」を語源としています。
フラワーアレンジメントの世界でも脇役的存在として語られることの多いカスミソウです。
ですが、感謝の花言葉(下記参照)があることから、他の花と組み合わせてそばに置いたり、プロポーズや愛情表現のお供にするのもいいですね。
カスミソウの花言葉
無垢の愛・感謝・幸福
カスミソウの基礎知識
ナデシコ科ジプソフィラ属の一年草。
ヨーロッパや西アジアが原産。
清楚な見た目が日本人の奥ゆかしい心象に合い人気がある。
誰もがとりこに:桃の花

初春にピンクの可愛らしい花を咲かせる、桃。
花を見ても楽しめますし、実は誰もが幸せになる味ですよね。
中国で桃は仙木(仙果)と呼ばれていて、邪気を払い、不老長寿を達成させる力があると信じられています。
同様に日本でも邪気を払う力が着目されていて、「古事記」では神聖な食べ物として扱われています。
さらにフランスでは、桃が冬の寒さに耐え抜いて花を咲かせることから、「辛抱」「忍耐」の意味を持つことも。
風水的にも邪気除けの効果があるとされています。
桃の桃色は、恋愛運と結婚運の上昇に寄与することから、好んで使われています。
ちなみに、花言葉の「チャーミング」は、桃の花がとても多くの実をつけることから、多産を意味する縁起の良さから付けられたものです。
桃の花の花言葉
私はあなたのとりこ・恋のとりこ・チャーミング
桃の花の基礎知識
バラ科モモ属の落葉小高木。
中国原産だが、日本でも縄文時代以前から栽培されていた。
華麗な愛の象徴:牡丹

華麗な印象のある牡丹(ぼたん)。
中国では牡丹は「花の王」とも呼ばれ、華やかさを象徴する花とされています。
また、英語圏では「ピオニー」の総称で呼ばれています。
ピオニーはギリシャ神話の登場人物、パエオニア(Paeonia)に由来しているという説があります。
妖精パエオニアは誰もが振り返る美貌で、男性の神たちを虜にしていました。
なかでも、オリンポス十二神の一人であるアポロンにも可愛いがられていたことが、美の女神アフロディテの機嫌を損ね、姿を花に変えられてしまいました。
生まれ変わった花として「ピオニー」の名前が付けられたそうな。
由来やその外見から、平凡な恋愛ではなく不特定多数からの愛を欲する人に向いている花ともいえます。
また、富と名誉の象徴ともされているから、この点でも効果が期待できますね。
ちなみに、牡丹には有効成分であるペオノールが含まれていて、漢方として服用されています。
抗炎症作用が知られていますね。
中国では1〜2世紀にから薬用として使われていたことが知られているなど、実用的な効果があることにも注目です。
牡丹の花言葉
冨貴・高貴・壮麗・風格あるふるまい・王者の風格
西洋では → 思いやり・恥じらい・はにかみ
牡丹の基礎知識
ボタン科ボタン属。
中国原産。中国の国花の候補に挙げられたことも。
日本でも「枕草子」に取り上げられるなど古くから愛されてきた花。
5月の誕生花。
定番でも奥深い:バラ

定番のバラは古来より世界中で恋愛運アップの花として知られています。
古代メソポタミアの文献でも、バラを求めれば永遠の命を得るとの記述があり、当時からバラの持つ力が注目されていたことが分かります。
バラの魅力はなんといっても安らぐ香り。
恋愛運という意味でも、この香りの効果が大きいのです。
バラの香りの鎮静効果はラベンダーの3〜4倍あると知られています。
良い香りをかぐことはストレスの抑制に寄与します。
ストレスが低下することは、肌のターンオーバーを促進し、美肌に繋がります。
バラの香りが恋愛運の向上に役立つ実用的な理由があったんですね。
バラの棘(とげ)は恋愛における頑強さ、上品さを伸ばすものとして扱われます。
競争のある恋愛でもバラが効果を持つことが分かるでしょう。
また、邪な思いのあるものを寄せ付けないといった副次的な効果もあります。
バラの花言葉
バラ全般 → 愛・美
赤色 → あなたを愛しています・愛情・情熱・熱烈な恋
白色 → 純潔・深い尊敬
ピンク → しとやか・上品
青色 → 夢の実現・奇跡
黄色 → 愛情の薄らぎ・嫉妬
バラの基礎知識
バラ科バラ属の総称。
北半球の温帯域に広く自生する。
6月の誕生花。
まとめ
恋愛運・結婚運の上昇に効果のある花を7つ解説しました。
どれも特徴がバラバラで、人によっても合う合わないが分かれるので、まずはいろいろ試してみるものおすすめです。
とはいえ、身近に飾ったり身につける花は、自分が可愛くて素敵だなと思う花にしましょう。
嫌いな花や香りが苦手な花を無理に近くにおく必要はありません。
ストレスが溜まってしまえば恋愛運は遠ざかります。
自分が愛せる花を愛でれば、自然に自分も愛されるようになるのです。